昔からあまり勉強が好きではなく、興味がある事しかやらないで来た、高山です
ある程度ビジネス書も見通していくと
なんだか、どの本も似たようなことが書いてある事に気付きます
結局、どの成功者が語ることも、コンサルタントが語ることも、自己啓発が語ることも
根底同じやな・・・
と思うと
しばらく、新たな書籍を読まなくなっていました
ところが最近、ちょっと色味の違う人達がクローズアップされ始めています
革新派とでも言いましょうか、大河ドラマで言うと薩摩藩チームといいますか
その辺りの人たちに私は少しばかし注目しています
なぜかというと、単純です
これまでの人たちとは、違うことを発言するから、何を言い出すのか楽しみで面白いのです
特に一般メディアでも話題になっている人と言えばこの人
キングコング西野 西野亮寛さん
一言で言うのは難しいですが
これまで、人とはこう生きなさい、すべきだ
と言われてきた、教わってきたことを根底から覆す。常識とはなんぞや
みたいな理論理屈でいっぱいです
もちろん、これが絶対的「正義」であるとか、そういう問題じゃなく、彼らの価値観であり
こうあることが素晴らしいじゃないか
と定義しているだけなので、「いい悪い」の話ではありません
さて
私自身、20代の頃なんてのは、今日の足元しか見ずに日々を生活していたように思います
必ずやってくる、学生生活の終わり、その後迎える就職、社会人という未来のことなど、1日も考えたことが無かった
今が楽しいことが全て
これではまるで、「アリとキリギリス」のキリギリスです
とはいえ私は、キリギリスの生き方は嫌いじゃありません
似たような性格なのでそう思うのかもしれませんが、毎日楽しんでいて、なんとも羨ましい
だけど、彼にもう一つ欲しかったのは
冬が来るという予測の下に、準備をしてから遊んで欲しかった。ということでしょうか
そんなネオ薩摩藩の彼らの動きは
「自分も皆も、楽しいと思えることをするために、し続けるために、未来を予測してアクションを起している」ということです
(楽しいという単語は「enjoy」でもあり「interesting」でもあり「ワクワク」でもある総称ですから、「amuse」だけで捉えないで下さいね)
これは仕事も楽しくするには、もっと興味深くなれることを見つけるには。とかそういったことが含まれます
アリさんのように、厳しい冬が来るから、そのためだけに黙々と食料を集めているのではなく
キリギリスさんのように、毎日楽しくやっていたいから、冬に向けて皆でどうするか議論して、何なら冬も楽しく過ごすためのプランを楽しみながら準備している
といったイメージでしょうか
もちろん、アリさんのような生き方が、毎日ワクワクして楽しくってしょうがない!と思う人はそれでいいと思います
でも、楽しくないけれど生活のためだし、冬越せないしやるしかないじゃない。と思っている人は少し今の自分の常識を見直してもいいかもしれません
そう、最近は
せっかくの自分の人生、選択した生き方は楽しみながら過ごそうではありませんか!
といった考え方が増えてきています
私は、学生生活が終わったときに、何も出来ない、何も考えていない裸のまま社会に放り出されました
能力が色々なシーンで低かったため、これまでのオバカ生活を取り戻すようになっていたのか、超ブラック企業で一日12時間以上、週に1日休みもあるか無いかの中で6年間仕事に向き合いました。
今思えば、これまでの時間を取り返さないといけなかったのでしょう
ありがたいことです
ただ、それも今思えば
キリギリスをしていたあの時間に、もっと「未来を考えていたなら」もっと違う舵が取れたのではないか
同じ、1日12時間以上の労働も、もっと違う形で活きていたかもしれない
遠回りをし、自分のフィールドを狭めたような気はします
あくまでも正解はありません
けれど、私たちが10代の頃と日本は違ってきていて
私たちの親世代が生きてきた日本とは違ってきていて
それなのに、これまで通りの働き方や価値観では、生きていて面白くないじゃないか
と思うことが増えていくはずです
子供さんがいるかたには、ぜひ一緒に未来を考えてみて欲しいし
その前に私たち親世代が、これから未来はどうなっていくのか想像しなくてはいけません
もちろん、そんな私も
へぇ~、ほぉ~と思っているだけで、まだ何も出来ては居ないけれど
まずは自分の脳みそ改革から徐々にしていこうかと思っています
少し思考が変わるだけでも、人生の送り方が楽に、楽しくなるかもしれませんよ
毎日が何となく過ぎていっている方は、ぜひ一読してもらいたい書籍です