エステティックサロンパルファム.でエステティシャンをしながら、創業サポートもしております
高山です
なんやかんや、やっているもので、知り合いも多いこともあり
先日私の「個性心理学」の先生がフェイスブック上に
「視覚障害者の方のボーリング大会のボランティアスタッフが急遽欠席となったので、誰か行かれないですか!?」
という投稿がありました
ボーリング大会まで後3日。というときでした
私も、ライオンズクラブという奉仕団体に所属させてもらっており、視覚障害者の方の講演を聞かせていただいたり
店内にPOPを貼らせていただいたこともありましたが
実際に近くで何かお手伝いをしたことはありませんでした
自分のスケジュールを確認したところ、その時間なら仕事を抜けられそう
パルファム.から歩いていける
ボウル国際での開催ということもあり、小走りにお手伝いに行って参りました
や~~~!!!
まず、お仕事内容は
全盲の方の補助
になるわけですが
私の担当は1レーンに2名いる全盲女性でした
お仕事は
①これから投げる方が、自分のボールを手にする際
他の方のボールと間違わないように、手をボールに持っていってあげる
②投げる際、ガイドレーンに左手を持って行ってあげる
おぉ!これがガイドレーンか!?初めて見たぞ!
どうやって使うかというと
こうして、左手で場所を確認するために
③隣のレーンの方とかぶらないように、今投げてもいいですよ
という時を教えてあげる
(音で聞き分けているので、音がかぶらないように配慮する)
④投げた後のピンの倒れた本数と、倒れたピンの番号を教えてあげる
私は、ピンの番号も当日教えてもらいました・・・
「3番と6番が残ってます」
という風にお伝えするのです
お手伝いとは、ただそれだけ、
彼女らは普段からボーリングをたしなんでいるため、マイボールを持参し
いちいち「ここに段がありますよ!」
とか
「ここがボールの場所ですよ」
なんて連れて行かないでも、さくさく歩いてきて、さくさくボールを持って、サクサク投げるのです・・・・
更に驚いたのは
倒れたピンの本数
倒れたピンの番号まで
ほぼ把握している
投げ終わったら、しっかり音を聞いて
「あ~、5ピン倒れましたね」
とか言われるんですよ
私が見た目では「あ、3本かな」なんて言っていたら・・・
見えてない方のほうが正解・・・ご、5本です
更に、何番ピンが倒れたかも、ほぼ理解している
自分でボールを持ち、ガイドレーンまで自分で移動し、なぜかちょうどいい位置で投げる・・・
隣のレーンのおじさんは、全国大会も出ているとかで、ストライクばんばん出してるし
本当に見えてないのか!?と思うほどのうまさ!
私は、普段から口だけは達者なので
こういう仕事は案外出来た(笑)
だって、横で実況してればいいんですから
たまに、「あ、ボール教えてあげなきゃ」という感じくらい
「あ~~おしい!ちょっと右行き過ぎましたね」
とか
「最後にすんごい左に曲がっちゃうんですよ」
とか
しゃべってるだけ(笑)
とはいえ
ぶっ通しで3ゲーム!!
私はボールの側にず~~~っと立って、補助&お喋りしてましたので
それが疲れた
むしろ、お手伝いどころか勉強になりました
人間、1つの能力がかけても、全然大丈夫じゃんっ
むしろ、その他の器官がものすごい発達しているから
聴覚や、触覚はすごいはず
人間の器官が100%使えるとしたら
聴覚、視覚、味覚、触覚などにそれぞれ25%ずつ
でも、このうちの一つの器官が使えなくなったら、多分それぞれが33%ずつになって
結局100%使えてるんじゃないの??
と思ったわけです
世の中は、全ての器官が使える人用に出来ているから、少し生き辛いだけで
皆が目が見えなければ、それはそれで皆が使いやすく、行きやすい生活スタイルになるだけの話
目が見えないこと、耳が聞こえないことが
人と違う
ということはな~~~んにも無いんだな
と感じました
ですから、特別扱いすることもきっとないのです
皆さん初対面、初めてのお手伝いでしたが
「パーフェクト!」って言ってもらえて~~~~
うれぴかった
全ての器官が使えてる私は、完全に甘えてるわ
もっと一つ一つの機能が使えることに感謝しながら、もっともっと感覚研ぎ澄ませば
今まで見えてなかったことも、気にしていなかったことも見えてくるのかも、気付けるのかもしれませんね
人間の潜在能力のすごさを教えてもらえた時間でした
また機会があればお手伝いしたいと思います