5/20 彫師も医師免許がいるの!?
2017年5月20日
ここ最近の脱毛事情からずっとブログに私の個人的な思いを書かせていただいておりますが
それにまつわる不思議なことももう1件
それはね、「刺青」。そうタトゥーをしてくれる「彫師」さんも、今沢山逮捕者が出ているようです
なんでか?
刺青をしてもいいのは「医師免許」取得者だけなんですって
先日の脱毛を施していいのも裏を返せば「医師免許」を持つものだけです
みたいな空気感満々の報道と似たようなものです
結局、刺青も、脱毛も、きちんとした資格が日本に無いので、
刺青をするのも医師。脱毛をするのも医師。となんでもかんでも医師にしかその資格は無いのである
というおかしな雰囲気になってるのが今の日本
脱毛ももう何年かすると、医者じゃないと駄目よ。という法律が出来てしまうかもしれません
そうなると
きっと脱毛の値段上がります・・・。だって脱毛がクリニックでしか出来なくなったらただでさえ高額なのに、もっと値段上がると思う・・・
気軽に脱毛も出来ない時代になるかもしれません
さて、刺青は日本においては
「嫌われ者」
ですよね
これは、誰がなんと言おうが、そういうイメージが付いてしまったのだから、日本においてはそのイメージを変えることはもう難しいでしょう
これは今現代に始まったことではなく、江戸時代なんかから、認められていたものでもなく
身分の差別が大きかった当時、街のヒーローだった「火消し」達が、顔が焼け爛れて死んでも、自分が誰だか分かるように、背中に刺青をし始めたとか
もちろん、ヒーローであり、強さの主張でもあったわけです
これは当時の飛脚さんらしいですけど
その技術たるや素晴らしく、今の日本の刺青は、海外から見ても評価は高いようで
ここに来て、芸術の価値すら出始めているわけですが、
やはり、強さの主張でもあった「刺青」は今もその雰囲気をもち、
「怖い人がやってる」「反社会的な人」という確固たるイメージになってしまいましたね
そんなこんなで、お風呂屋さんの定番
これ、外国人の方が見ると、大変驚かれるそうです。
日本はとにかく、嫌われもんですね・・・・・
私も昔は、スパに勤めておりましたが、女の子がお花のタトゥを肩にポイントで入れているだけでも、おばちゃんが通報してきたもんです
「お風呂の中のあの子、刺青入っていたわよ。注意しなさいよ」
みたいな・・・・
「別に、え~じゃないね」と思っていたものです。
そんなこんなで、今逮捕された彫師の一人が、それを不服とし提訴しています
世間一般では、刺青に賛成の比率のほうが低いでしょうから、この裁判どうなるのだろう
とは思っていますが
私個人としては、賛成
ルールや資格も無い中、罰則だけを作るのではなく、医師免許じゃない資格を作って欲しい
彫師になりたくて、医者になる人おらんでしょ
脱毛する人になりたくて、医者になる人おらんでしょ
その資格を日本が作らず、罰則だけを与える。ということは
その業界に「死ね」と言っているわけです
脱毛に関しては、「私ら医者がやりますから」とお医者さまが急にご商売を始められるのでしょうが
刺青に関してはまさに「死刑」です
もう日本から、「刺青文化」自体消えてなくなれ
という事を意味するでしょう。だって医師免許持った人が「彫師」になるわけない・・・
裁判、なんとか勝ちを取ってほしい。と私は思っています
その延長上に「アートメイク」も存在しています
アートメイク。ご存知ですか?
昔の言い方で言う「眉墨」ですね
要は、眉やアイラインの刺青です
今やこれさえ「医師免許」が必要。と言われ、どこでも出来なくなってしまっているのです
私はアイラインを昔やってもらっていますが、まだその資格がうるさくなかった時代です
刺青がOKになれば、またアートメイクも世の中で出来るようになるでしょう。
ぜひ解禁してもらいたいものです
美容や芸術の自由化
無法地帯にならないように、そして、偏ったものだけの味方にならないように
きちんとした法整備の期待をするばかりです
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